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2018年第4回ピアノ発表会

2018年10月21日(日)、第4回ロビンピアノ&英語教室ピアノ発表会が無事に終了いたしました。

生徒さんお一人お一人が、一年間の成果を思う存分発揮し、素敵な演奏を披露してくださったことを、心からうれしく思います。

演奏というのは、文章を書いたり、絵を描くのとは違って、

音が出たその一瞬が全て!ですね。

録音してから何度も聴くことはできますが、やはりリアルタイムのその張り詰めた空気は、何とも形容しがたい緊張感 . . .

ただ、発表会というものは、私も小さい時にそうだったように、緊張するよりも、楽しくて楽しくて、飛んだり跳ねたりしたくなる生徒さんも、たくさんいるようですね。

いつの頃から、人前で弾くのが、恐怖以外の何物でもなくなっていた私ですが、ちょっとロンドン時代の体験について書かせてくださいね。

ちょうど今から10年前にロンドンに住むようになってまもなく、ショパン協会 in UKのメンバーになりました。協会では、一年に1回(か2回)、素敵なお屋敷でメンバーがピアノ演奏を披露できる、コンサートが催されます。

何を思ったのか、私はロンドンでピアノも所有していなかったのに、コンサートに参加してみようと思いました。

きっとイギリスに住めるのも、そんなに長くはないから、経験できることは何でもやっておこう!と考えて . . .

ただでさえ、異常に緊張するタイプなのに、慣れないイギリス人コミュニティの中で、右も左もわからないまま、コンサートに参加を申し込みました。

けれども、申し込んだ後が大変!

音楽教室での仕事の空き時間は、ずっと練習 . . .

といっても、ほぼ週に2回しかピアノにさわれず、弾いても弾いても、自信なんか着きません。

でも、コンサート当日は覚悟を決めました!!

もうできるだけの練習はしましたから。

ところが、会場に着いたら、何だか不安よりも、心の中はうれしさでいっぱい!

だって、そこは夢のような貴族のお屋敷で、こんなところで弾ける私は、

「本当に幸運だ」としか思えなかったのです。

そして、もう勇気は必要なくなり、ただ素晴らしい機会に感謝するだけでした。

本当にそういうことだと思うのです。

音楽ができるということは、

「うれしいこと」「怖いことではない」

という感覚を初めて味わいました。

演奏が終わって、客席に目を移せば、みんなニコニコと大喝采でよろこんでくれています。

. . . こんな他愛のないことですが、私には貴重な経験です。

人前で弾くのが憂鬱になりそうなときは、いつもこの時の気持ちを思い出して、気持ちをリラックスさせています。

さあ、みなさんも今日からまた、新たな気持ちでピアノに向かい、ピアノのことをよく見つめてくださいね。

きっと楽しいことがいっぱい潜んでいるですよ。

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